こんにちは、素人釣り歴30年アングラーの高木です。
釣り初心者の方からよく尋ねられることがあります。
「PEラインを使ってみたいけど、難しいですか?」
「PEのラインは何号を巻けばいいですか?」
「PEのラインにリーダーは絶対に必要ですか?」
このような質問をいただきます。
釣りを始めたばかりの方、ナイロンラインやフロロカーボンラインでの釣りを経験をしてきた方は、様々な理由でPEラインでの釣りに挑戦しますよね。
僕もそうでした。
この記事では、そんな方々のために、ラインの太さやリーダーなど初心者が知っておくべきPEラインの基礎知識や選び方を解説していきます。
【基礎知識】PEラインってどこがいいの?PEラインの3つの特徴
まず言いたいのは、PEラインは最強のラインだということです。
海釣りでも淡水でも、ある程度の知識や経験がある方は、必ずと言っていいほど、PEラインを使っています。
では何故、みんなPEのラインを使うのか?
それは細いのに強くて、よく飛び、感度がいいからです。ここからは、それらの特徴を3つに分けて解説していきます。
PEラインの3つの特徴
特徴①細いのに強い
PEのラインは細くて強いです。
ラインの強さはlb(ポンド)で表します。1lbは約454グラムです。
あくまでイメージですが、3lb(約1,361グラム)の強さのラインなら、1キロのダンベルを結びつけて吊るしても切れないくらいの強さだと言えます。
PEラインは、ポリエチレン繊維の編み糸で作られており、同じ号数のナイロンやフロロカーボンよりも強力です。
一般的に、ナイロンが「強力=号数×4」であるのに対し、PEラインは「強力=号数×10」程度あるとされています。
つまり、同じ細さでも、PEラインはナイロンやフロロカーボンラインに比べて、2倍くらい強度があるということです。
特徴②飛距離が出やすい
釣りでは基本的に細いラインのほうが飛距離が出ます。
そして、細くて強いPEラインはよく飛びます。
その理由を簡単に言うと、細いほうがより多くリールに巻けるからです。
もしあなたがベイトリールを使っていたとします。
一回のキャストでスプールが50回転すると仮定すると、細いラインを多く巻いている方が、より少なく巻いている太いラインよりも飛距離が出るのです。
理屈はともかく、細いラインの方が飛距離が出るので、細くて強いPEラインはよく飛ぶということです。
特徴③伸びないので高感度
PEラインは、もしくはほとんど伸びないために高感度です。
ちなみに一般的にはラインの伸びやすさは、このような順位となっています。
【伸びやすい】ナイロン→フロロ→エステル→PE【伸びにくい】
ほとんど伸びないPEとラインは、魚がかかった感触が直接手元に伝わってきてアタリがとりやすく、針掛かりの悪い魚を釣るときや、ルアーフィッシングでこの点が高く評価されています。
PEラインは何号を使ったいいの?PEラインの号数の目安とは
PEラインの特徴は理解できたけど、結局、何号を使えばいいんだろう。
僕もPEラインを使い始める前、色々なブログを読んで調べていると、そんな疑問を持ちました。
基本的な考え方として、釣りの種類によって、使うラインの号数は異なります。
なので、今現在、使っているナイロンライン、もしくはフロロラインの号数をもとに、この計算をしてみてください。
今使っている号数×0.4=PEラインの号数
これはあくまで目安として考えてほしいのですが、例えば、今、ナイロンラインの3号を使っている方であれば、3号×0.4=PEライン1.2号をつければ、オッケーです。
ちなみにこれは、3号のナイロンラインの強度が12lbであり、1.2号のPEのラインの強度が約12lbであることから、このように計算しています。
つまり、使っているナイロンライン、もしくはフロロカーボンラインと同じ強度「lb」の表記のPEラインであれば、基本的にオッケーということです。
基本的にリーダーは必要!ただし例外はある!
PEラインには、基本的にリーダーが必要です。
6号〜8号のPEラインを使った雷魚フィッシングなどは例外ですが、PEラインの先には基本的にリーダーを結びます。
リーダーは、フロロカーボンラインを使いましょう。
なぜなら、ナイロンラインよりも伸びないため、PEラインの強みを活かせるからです。
リーダーの太さは、lb(ポンド)表記が同じもの、もしくは、すこし大きいものを選びましょう。
PEラインの号数を選ぶ計算式の逆算をしてもいいかもしれません。
PEラインの号数÷0.4=リーダーの号数
例えば、PEライン1.2号を使っている場合は、1.2÷0.4=3号のフロロカーボンラインをリーダーにすると良いでしょう。それよりも少し大きい3.5号でも良いと思います。
そして、PEラインは傷に弱いという特徴があります。
細いポリエチレン繊維の糸4本〜12本を編み込んでいるという性質があるので、傷がつくと、その細い繊維が切れてしまい、極度に強度が落ちてしまうのです。
つまり、傷に強いリーダーをPEラインの先に結ぶことで、PEラインが傷つくリスクを減らすことができます。
そして、リーダーの結び方。
これには色々とありますが、僕は最も簡単なエイトノットを使っています。
解説動画を作っているので、ぜひ、見てみてください。
簡単です。
難しい結び方を覚えてもいいのですが、それがPEラインを使うハードルになってしまっては元も子もありません。
リーダーを結ぶのが難しいから、PEラインを使わない。PEラインを巻いたけど、リーダーが結べないから、釣りに行けない。
そんな風にチャレンジする機会や釣りに行く機会が減ってしまっては、本末転倒です。
まずはチャレンジ!PEラインを巻いて釣りに行こう!
ここまでPEラインの特徴や使うべき号数、そして、リーダーの必要性について、解説してきました。
しかし、実際に使ってみなければ、その良さはわかりません。
まずは、PEラインにチャレンジしてみましょう。すると、見えてくる世界が絶対にあるはずです。
強度に不安があれば、少し号数の大きいものを選んでもいいと思います。
まずは、チャレンジ!PEラインを使ってみて、釣りライフを今よりも少しでも楽しくしましょう。
チャレンジして釣れた最初の一匹は、最高の思い出になるはずです。
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